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15- D- 0819
201 6 年
1 月
1 4 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
住友電気工業株式会社
(
証券コ
ー
ド
:
5802)
【据置】
長期発行体格付
AA
格付の見通し
安定的
債券格付
AA
発行登録債予備格付
AA
国内CP格付
J−1+
■
格付事由
(1)
電線業界の国内最大手。製品は多岐にわたり、自動車、情報通信、エレクトロニクス、環境エネルギー、
産業素材他の 5 事業を展開している。収益源である自動車関連事業では、主要製品のワイヤーハーネスが
世界トップクラスのシェアを誇る。中長期的な成長を目指し、融合・新規領域に対する研究開発も積極的
に展開。今後の拡販が期待できる新製品は、実証実験が開始されたレドックスフロー電池(イオンの酸化
還元反応を利用した蓄電池)などがある。
(2)
優れた技術・開発力や優良顧客との取引関係などを背景とした強固な事業基盤に変化は見られない。多く
の関係会社を持つが、M&A
を実施した住友理工の収益力回復が課題となっている。しかし、当面の収益
は自動車関連分野が全体収益を引き続きけん引することに加え、世界の通信・電力インフラ需要の増加な
どもあり、堅調に推移しよう。財務内容はおおむね良好な水準を維持可能と見ている。以上を踏まえて、
格付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3)
16/ 3 期営業利益は 1, 500 億円(前期比 11. 6%増)と 3 期連続で増益となり、8 期振りに過去最高益を更新
する見通しである。主要製品の需要は自動車分野や海外での通信・電力インフラなどの好調な事業環境を
背景に、総じて堅調に推移している。特に、情報通信やエレクトロニクスの収益は外部環境の変化に伴い
回復が遅れていたが、円安やコスト低減効果も加わり、大幅に改善すると見られる。今後は採用増加が見
込まれるアルミハーネスや、先行費用を投入している融合・新規領域により、収益力を一段と強化できる
か引き続き注目していく。
(4)
15
年
9
月末の財務諸指標は自己資本比率
49.0%、DE R0.38
倍である。設備投資は自動車関連事業や新製
品関連を中心に比較的高水準で推移しており、有利子負債も増加してきたが、良好な財務バランスは維持
されている。中期経営計画(14/ 3
期∼18/ 3
期)では累計
8, 000
億円の設備投資額を計画しているが、収
益・キャッシュフロー創出力の向上などを踏まえれば、財務健全性が損なわれる懸念は小さい。
(担当)本西
明久・川越
広志
■
格付対象
発行体:住友電気工業株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付
AA
安定的
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 22 回無担保社債(社債間限定同
順位特約付)
100 億円
2006 年 3 月 20 日
2016 年 3 月 18 日
1. 75%
AA
対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付
2/ 2
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対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー
500 億円
J - 1+
格付提供方針に基づく
その他開示事項
1.
信用格付を付与した年月日:2016 年 1 月 8 日
2.
信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田
卓郎
主任格付アナリスト:本西
明久
3.
評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R
のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」
(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4.
信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R
の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」
(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。
5.
格付関係者:
(発行体・債務者等)
住友電気工業株式会社
6.
本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての
J C R
の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R
が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7.
本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8.
利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R
は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9.
J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■
留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■
用語解説
予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。
■
NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。